小間使いの日記 *デジタルニューマスター版* LE JOURNAL D’UNE FEMME DE CHAMBRE
¥3,800(税抜) |
少女暴行殺人事件。小間使の目を通して奇怪なブルジョワ一家の実態が暴かれる。 ブルジョワ階級の堕落と醜悪さを突きつける、ブニュエルの問題作。 |
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ノルマンディの寒村にあるモンテイユ家へ、小間使としてパリからやってきたセレスティーヌ。一見は典型的ブルジョワのモンテイユ家、その内実は一家を切り盛りする夫人は潔癖症で性的欠陥者、夫は他の女を追い掛け回す色情狂、下男は粗野で薄気味悪く、夫人の父親ラブールは異常な靴収集家であった。セレスティーヌは彼らを知るにつけ軽蔑の眼差しを深くしていく。そんな奇怪で閉鎖的な環境の中、セレスティーヌに異常な興味を示していたラブールが死に、少女暴行殺人事件が起こる。この事件を契機にセレスティーヌの内面の何かが変っていく…。 フランスの片田舎で、ブルジョワとは名ばかりの人間の醜さを露呈する一家を軽蔑しながらも、その退廃的世界に深く入りこんでいく小間使いの姿を通して鬼才ルイス・ブニュエルが、人間と社会の本質とを徹底して鋭くえぐり出した問題作。当時もっとも脂の乗っていた名女優ジャンヌ・モローの演技は秀逸。 |
CAST ジャンヌ・モロー/ミシェル・ピコリ/ジョルジュ・ジェレ/フランソワーズ・リガーニュ/ダニエル・イベルネル/ジャン・オゼンヌ |
STAFF 監督: ルイス・ブニュエル 製作: セルジュ・シルベルマン/ミシェル・サフラ 原作: オクターブ・ミルボー 脚本: ルイス・ブニュエル/ジャン=クロード・カリエール 撮影: ロジェ・フェルウ
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SPECIAL FEATURES オリジナル劇場予告、解説書付 |
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