1918年 ドイツ革命。第一次世界大戦終了。
1919年 ヴェルサイユ条約締結。ヴァイマール憲法制定。
1920年 ドイツ労働者が、国家社会主義ドイツ労働者党と改称(通称ナチス)
1921年 ヒトラー、ナチスの党首となる
1926年 国際連盟に常任理事国として加盟し国際社会に復帰
1929年 世界恐慌。不況の中ナチス急成長
1932年 選挙で第一党となる
1933年 ヒトラー内閣成立。国際連盟を脱退し国際的にも孤立し始める。
1934年 大統領ヒンデンブルク死去、ヒトラーは総統に就任。

第一次世界大戦末期、敗戦が濃厚になってきたころ、キール軍港で水兵の反乱が起こり、すぐさまこの動きが全国に広がった。労働者や兵士はストライキを起こし、ドイツは共和国となった。

1929年の世界恐慌により、日本をはじめ、ドイツも大きな打撃を受け、国民の不満は大きくなるばかりであった。ナチスは人々の不満をユダヤ人排斥へと向けさせ、ユダヤ人の迫害が始まる。そんな中、オカルト的な予言などが流行する。
『神に選ばれし無敵の男』でも描かれている予言者ハヌッセンは予言者、奇術師の中でも有名な人物として現在も語られている。

1889年ウィーン生まれ。
兵士として東部戦線に派遣されている最中に自分の才能に気付く。
一時は第三帝国の予言者とうたわれ、透視術や催眠術で人心を集めるが、ベルリン国会議事堂の火災を予言したため何者かにより殺害されているところを発見される。周囲を説得する術、世の中の動向を察する能力に長けていたと云われている。