
ドイツ生まれ。ハリウッドで活躍中のハンス・ジマーだが、最初の成功はポップミュージック界でモThe Bugglesモのメンバーとしてのものであった。グループのシングル「Video Killed the Radio Star」は世界的なヒットとなり、MTVで放映された初のミュージックビデオとして世界のエンタテインメントの新時代の到来に貢献した。
その後、作曲家スタンリー・マイヤーズとのコラボレーションで映画音楽の世界に入ることになる。ここ数年、ハンスは現代的なシンセサイザーのパーカッションのビートとクラシックなメロディーを組み合わせる音楽を生み出した。彼はすぐにソロ活動を始め、批評家たちの高い評価を得た『ワールド・アパート』(87)などの作品で成功をおさめた。
バリー・レビンソン監督の『レインマン』(88)の作曲を依頼された時に、ターニングポイントを迎える。映画は、その年のアカデミー賞 最優秀映画賞を獲得し、ハンスはベスト・オリジナル・スコア(最優秀オリジナル歌曲)賞に初めてノミネートされた。そして翌年、ジェシカ・タンディとモーガン・フリーマン主演『ドライビング・ミス・デイジー』では、アカデミー賞 最優秀映画賞を獲得した。
彼のワールド・クラスな作曲家としてのステイタスは固まり、ハンスと彼の製作パートナーであるジェイ・リフキンは活動の拠点をカリフォルニアのサンタモニカに移す。その後、彼等の音楽プロダクションMedia Ventureは、コラボレーションと音楽のアイデアが一緒に進められる大きな音楽ファミリーに成長していく。マーク・マンシーナやジョン・ポーウェル、ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ、ニック・グレニー=スミス、ジェフ・ローナ、そしてリサ・ジェラルドなどの作曲家と仕事をしている。
ハンスの最も偉大な功績はアカデミー賞 最優秀オリジナル・スコア賞、ゴールデン・グローブ賞、アメリカン・ミュージック・アワード、トニー賞、そしてグラミー賞を獲得したディズニー映画『ライオン・キング』(94)である。サウンドトラックの1日の売上1500万枚という偉業を成し遂げた。
『グラディエーター』(00)『クリムゾン・タイド』(95)『天使の贈り物』(96)などの音楽も含め、彼は通算で7回、アカデミー賞にノミネートされている。彼は『シン・レッド・ライン』(00)でベスト・ドラマティック・スコア賞に、『プリンス・オブ・エジプト』でベスト・ミュージカル/コメディ・スコア賞にノミネートされている。
最近のスコアでは他に、『M:I-2』『エルドラド 黄金の都』『An Everlasting Piece』(いずれも00年)『ハンニバル』『パール・ハーバー』(共に01年)『ザ・リング』(02)などがある。 |

作曲家クラウス・バデルトの音楽のキャリアは、母国ドイツでの何十本という数に及ぶ映画とコマーシャルの作曲とプロデュースにおける成功から始まった。1998年、オスカー受賞者であるハンス・ジマーはクラウスの音楽に感銘を受け、映画音楽の才能と高く評価される彼のMedia Venturesに音楽の拠点を移すよう誘った。それ以降、クラウスはハンス・ジマーや他の作曲家とのコラボレーションの傍ら、彼自身の革新的な映画やテレビのプロジェクトを数多く手掛け、キャリアを積んだ。ハンス・ジマーとともに手掛けた『プリンス・オブ・エジプト』(98)『シン・レッド・ライン』(00)の音楽がアカデミー賞にノミネートされるなどハンスとの作品での貢献度は非常に大きい。リドリー・スコット、ジェリー・ブラッカイマー、トニー・スコット、テレンス・マリック、ジョン・ウー、スティーヴン・スピルバーグ、ジェフリー・カッツェンバーグ、トム・クルーズ、そしてショーン・ペンといった大物監督やプロデューサーたちにも楽曲を提供し、ハリウッドの音楽界で大躍進を遂げている。
ゴールデン・グローブ賞を受賞し、歌手であり、共同作曲家でもあるリサ・ジェラルド(『インサイダー』)とは、作曲のみならず、各賞にノミネートされたリドリー・スコット監督作『グラディエーター』(00)においても曲を共同プロデュースしている。『X-メン』(00)では、作曲家マイケル・ケイメン(『ダイ・ハード』『ロビン・フッド』)や、プロデューサーのトム・クルーズやジョン・ウー監督(『M:I 2』(00)とも仕事をしている。インディペンデント映画『Extreme Days』(01)を終えた後、ショーン・ペン監督、ジャック・ニコルソン主演の『プレッジ』(01)を共同作曲。
本作品は、『ハンニバル』『パール・ハーバー』(共に01年)と同様、ハンス・ジマーとのコラボレーションである。最近の作品は『K-19』。 |

芸術大学に通い、映画、TVの撮影と編集を学んだ彼は、多くの短篇作品を監督として手がけ、約20作品の長編映画の撮影に携わっている。
その多くはドキュメンタリーで、特に近年は本作品の監督でもあるヘルツォークと多くの作品でコンビを組んでいる。
撮影の仕事をこなすかたわら、オーストリアの芸術大学で映画とTVの講義も行っている。
『Death for five voice』(95)『Prince of Darkness』(95)『Little Dieter Needs to Fly』(97)『キンスキー、我が最愛の敵』 |

95年、マルレーン・ゴリス監督『アントニア』でユトレヒト映画祭Golden Calfを獲得。同監督の『愛のエチュード』の衣装も担当し、高級感と上質感溢れるエレガントなファッションで作品の雰囲気を盛り上げている。その他の代表作としてエイト・デ・ジョン監督、イレーヌ・ジャコブ主演『All Men are Mortal』(95)、ユトレヒト映画祭で最優秀コスチューム賞を受賞したシュー・ボアマン監督作のミニシリーズ『The Partisans』 (95)、スティーヴン・ボールドウィン主演『クライムタイム』(96)、アカデミー最優秀外国語映画賞受賞作品『キャラクター』(96)、 BAFTAで最優秀衣装賞を獲得した『House of America』(97)等がある。テミムの最新作は、ポール・マクギガン監督『Gangster No.1』(00)。 |

約10年間、インディペンデント系作品の監督・脚本・編集を手掛けてきた彼は、近年はヘルツォーク監督4作品の編集を担当している。彼らが組むことになった最初の作品『Little Dieter Needs to Fly』(97)でエミー賞にノミネートされ、INTERNATIONAL DOCUMENTARY SOCIETYユS FILM 賞を受賞している。彼は短篇作品で3度の受賞を経験している。 |